歯科医院の内覧会、集患に活かす準備と進め方【2026】
この記事の要点
- 内覧会は目的を先に決め、告知と当日動線をセットで準備する
- 告知は紙とオンラインを組み合わせ、終了後の振り返りも来院につながる
- 自費診療や写真掲載は厚生労働省の案内と保健所の窓口で確かめる
歯科医院の内覧会は、開業前後に地域の人へ医院の存在と雰囲気を直接知ってもらう場です。告知の方法と当日の動線、終了後の対応を手順で押さえておくことで、来院のきっかけ作りにつながりやすくなります。
内覧会は「来てもらって終わり」ではなく、来院までの導線の一部として考えることが大切です。この記事では、告知前の準備から当日の流れ、終了後にやるべきことまでを順を追って整理します。
内覧会を開く目的を最初に決める
内覧会を開く前に、何のために開くのかをはっきりさせておく必要があります。目的によって、告知の仕方も当日の内容も変わってくるためです。
主な目的として考えられるのは次のようなものです。
- 地域の人に医院の場所と外観を知ってもらう
- 院内の設備や雰囲気を見てもらい、来院への不安を減らす
- スタッフの顔や人柄を知ってもらう
- 近隣の住民や既存の患者さんとの接点を作る
目的をひとつに絞る必要はありませんが、優先順位をつけておくと、当日の案内や展示内容を決めやすくなります。例えば「設備を見てもらうこと」を優先するなら診療室の見学動線を丁寧に作り、「スタッフを知ってもらうこと」を優先するなら、スタッフとの会話の時間を多く取る、といった具合です。
開催時期と回数の考え方
内覧会は開業の直前に開くケースが多く見られますが、改装や移転のタイミングで開くケースもあります。開催回数は、平日と休日の両方に分けて複数回行う医院もあれば、一度にまとめて行う医院もあります。どちらが向いているかは、地域の人口構成や医院の立地によって変わってくるため、自院の状況に合わせて判断することになります。
告知の方法を複数組み合わせる
内覧会は、開いても知られなければ人は集まりません。告知の方法は、紙とオンラインの両方を組み合わせて検討するとよいでしょう。
紙の告知
- 近隣へのチラシのポスティング
- 医院の前に設置する案内看板
- 地域の掲示板や回覧板(自治会によって扱いが異なるため確認が必要です)
オンラインの告知
- 医院のホームページでの告知ページ作成
- Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使った告知
- SNSでの告知(アカウントを運用している場合)
ホームページに告知記事を載せる際は、日時・場所・当日の内容・予約の要否を簡潔にまとめておくと、問い合わせの電話対応もスムーズになります。内覧会の告知記事自体が、検索エンジンやAI検索から医院を見つけてもらうきっかけになることもありますが、記事を公開すれば必ず人が集まるというものではなく、告知方法を複数組み合わせて地道に知らせていく積み重ねが基本になります。

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無料で記事を作る →当日の動線と対応を決めておく
当日は、来場者がどこから入り、どの順番で院内を見て、どこで帰るのかという動線をあらかじめ決めておくことが大切です。動線が曖昧だと、スタッフの案内もばらつきが出て、来場者を待たせてしまうことがあります。
考えておきたい当日の流れの例です。
- 受付で記帳または簡単な案内をする
- 院内の設備や診療室を見学してもらう
- スタッフとの会話の時間を設ける
- 診療時間や予約方法の案内をして見送る
見学の順路に沿って、各ポイントにスタッフを配置しておくと、来場者が迷わずに回ることができます。受付で記帳をお願いする場合、記入は任意であることを伝えたうえで、集めた連絡先の取り扱いについては厚生労働省の案内と保健所の窓口で確かめておくとよいでしょう。
当日起こりやすいつまずき
内覧会では、次のようなつまずきが起こることがあります。
- スタッフの人数が足りず、案内が行き届かない
- 駐車場の案内が不十分で、近隣に迷惑をかけてしまう
- 当日の天候によって来場者数が大きく変わる
- 小さな子ども連れの来場者への配慮が不足する
こうしたつまずきは、事前にリハーサルをしておくことである程度防ぐことができます。スタッフ間で当日の役割分担を確認し、誰がどこに立つか、何を聞かれたらどう答えるかを一通りすり合わせておくと安心です。
終了後の対応で来院につなげる
内覧会は、開いた当日よりも、その後の対応が来院につながるかどうかを左右します。来場者の記憶が新しいうちに、どのようなフォローができるかを考えておきましょう。
ホームページでの振り返り記事
内覧会の様子を写真とともにホームページで紹介する記事を作ることも、ひとつの方法です。来場できなかった人にも医院の雰囲気を伝える機会になりますし、新しく検索で医院を知った人にも安心感を持ってもらいやすくなります。掲載する写真は、来場者本人の同意を得たうえで使用することが前提になります。
問い合わせへの対応
内覧会をきっかけに電話やホームページから問い合わせが入ることがあります。初診の電話では、内覧会に来たことを伝えてもらえるケースもあるため、受付担当者には内覧会の内容を共有しておき、スムーズに案内できるようにしておくとよいでしょう。問診や説明の場面でも、内覧会で見た設備や雰囲気について話が及ぶことがあるため、スタッフ間で当日の情報を共有しておくことが役立ちます。
医療広告としての注意点
内覧会の告知や当日の展示内容に、治療の効果や自費診療の料金などを盛り込みたくなる場合があります。しかし、載せ方には決まりがあるので、厚生労働省の案内と保健所の窓口で確かめてから進めることが大切です。
告知チラシやホームページの記事も医療広告としての扱いを受けることがあるため、文言を決める段階で確認しておくと、後からの修正の手間を減らせます。詳しい考え方は厚生労働省の案内でも確認できます。
まとめ
内覧会は、目的を決め、告知を複数の方法で組み合わせ、当日の動線を整え、終了後のフォローまでを一連の流れとして準備することで、来院のきっかけになりやすくなります。ただし、集患の結果は地域や医院の状況、取り組み方によって変わり、内覧会を開けば必ず来院につながると約束できるものではありません。できることを着実に積み重ねていく姿勢が大切です。
よくある質問
- Q. 内覧会はどのくらい前から準備すればよいですか
- A. 告知や当日の動線づくり、スタッフとの調整には一定の期間がかかります。開院や改装のスケジュールと合わせて、余裕を持った準備が望ましいです。
- Q. 内覧会で連絡先を集めてもよいですか
- A. 記入をお願いすること自体は可能な場合もありますが、任意であることを伝えたうえで、集めた連絡先の取り扱いについては厚生労働省の案内と保健所の窓口で確かめてください。
- Q. 内覧会の様子をホームページに載せても問題ないですか
- A. 来場者の同意を得れば紹介記事として載せることは考えられますが、表示できない事項もあるため、厚生労働省の案内と保健所の窓口で確かめてから進めてください。

